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おぼろ豆腐

認知症と少子高齢化について考えた記録

(12)「自分は大丈夫」の壁

認知症の原因は蓄積した老廃物が脳神経細胞を死滅させるからだというところまでは分かっているらしい。
それを防ぐためには生活習慣病に気をつけること。つまり運動と食事だ。
運動はジョギングやスイミングといった有酸素運動が効果的で、食事は高血糖値のものを控えるといいらしい。

母がどうだったかというと、認知症を患う前は不眠症鬱病であった。これらが食生活を乱し、運動から遠ざけたということは十分に考えられる。不眠症認知症のおよそ三年前だったらしいので、期間としても長かったかもしれない。
また、睡眠不足も先に書いた老廃物の蓄積の原因になるそうなので、あらゆる要因が重なったのではないかと考えられる。

一方薬による治療はできないのか。
やはり現状では対処療法でしかなく、根幹治療薬は存在しない。
しかも認知症初期状態を早期発見し、進行を食い止めるという形でしか効果がない。

初期状態をどう発見するかがポイントになる。同じ話を繰り返すようになったら注意した方がよいのだろう。あるいは新しいことが覚えられない、予定していた日時が分からなくなるといった症状も当てはまるようだ。

これらは定期的に自己診断することで気づけないものかと思う。
しかし現在の日本ではまだ認知症に対する理解があまり進んでいない気がする。
多くの人がどこかで自分は大丈夫と思っている。
もっと、誰しもがなりうる病気であるという啓蒙活動が必要なのではないだろうか。