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おぼろ豆腐

認知症と少子高齢化について考えた記録

(24)介護ロボットと会話ができるか

以前Pepperを触ってみたとき、独居老人にこそこんな対話式のロボットがあるといいと感じた。
今後の可能性も含め、有益な用途としてざっと思いつくだけでもこれくらいある。
・ペット感覚として接し癒される
・予定の時間が近づいたらリマインドしてくれる
・質問に答えてくれる
・その日の体調を感じ取って食事や睡眠のアドバイスをくれる
・対話状況から認知症を早期発見してくれる
・家電の消し忘れや鍵の締め忘れを教えてくれる
・声だけで配達の注文を受け付けてくれる
・非常時には家族や119番に連絡を入れてくれる
離れて介護する家族にとっても心強い。
しかしそのためにはまず、機械と会話することを受け入れてもらわねばならない。

母の場合。
もともと機械の操作が苦手というよりも、好きではないと言った方が正しい。
健康なときから留守電に伝言を残したことはほぼ皆無だし、ATMの方が便利なのは知っているが必ず窓口で取引する。
FAXやビデオは使えていた記憶があるので、機械音声に拒絶感があるのかもしれない。

確かに親世代にとって機械は無機質な存在でしかないだろう。
仮に今は人工知能が発達してヒトとそんなに変わらないんだよと説明しても、中途半端な人間らしさがかえって気持ち悪いかもしれない。

いわゆる「不気味の谷」を越えるまでは仕方のないことなのだろう。
しかし今の内に慣れておくのも手だと思う。
スマホの音声検索や、Amazon Echoなどの音声認識バイスは今後ますます増えていく。
これらを積極的に利用し、機械との会話に抵抗を無くすことで、来るべき介護ロボット時代をすんなり迎え入れることができるのではないか。
そのときそれは無機質な機械なんかじゃなく、脳の拡張領域であり、パートナーであるはずなのだ。